就業規則は、会社の様々な権限を根拠づける一方で、その記載は労働者との労働契約の内容になり、義務として会社を拘束することになります。就業規則の作成・変更にあたっては、労働契約の内容になるということを念頭においたうえで、労働者との権利義務として規定すべきものなのかどうかを慎重に判断し、実行できない労働条件は規定すべきではありません。
市販の書籍やウェブサイトには、モデル就業規則(就業規則の見本)が掲載されていることも多く、また、行政がモデル就業規則を配布することもあります。就業規則は会社の規模、業種、方針などの個別の事情を考慮して実情にあったものを作成する必要があります。労働法に関する知識がないまま安易にモデル就業規則や関係会社の就業規則を転用した場合、必要以上に労働者に有利な内容になってしまったり、最新の法令が反映されていなかったために、知らないうちに法律に違反してしまうことなどがあり、非常に危険です。
法令を満たしている
トラブルに対応できる機能を備えている
会社の方針を反映
ご依頼いただいたら、まずは実態把握のため、貴社の労働条件、就業上のルール、職場の慣行、過去に起きたトラブル等について詳しくヒアリングを行います。
改定の場合には、既存の就業規則をチェックしてリスクの診断と問題点の洗い出しを行い、どのような改定が必要になるのか概要を説明いたします。
ヒアリングした情報および洗い出した問題点をベースに原案を作成し、状況に応じて貴社と数回打ち合わせを重ねながら加筆修正を行います。
完成版をデータで納品し、労働基準監督署に届出を行います。
また、完成後、ご希望に応じて当事務所が、従業員向けの説明会、または管理職向けの運用研修等を実施いたします。